第2回討論会の報告と結果

こんにちは。

コンシェルジュ東海の加藤です。

第2回討論会に参加された皆様、貴重な意見をいただき誠にありがとうございました。

今回の討論会でお話しした内容を振り返ります。

テーマ:『小売業界 スーパーマーケットの新しいスタイル』

①勝ち組スーパーマーケットの戦略

結果】 勝ち組スーパーマーケットの戦略は、各店舗のウリや目玉をしっかりと定めているお店は差別化を図れて勝ち組といえるのではないでしょうか。例えば、下記のようなウリが消費者に満足感を与えています。
①惣菜 ②肉 ③魚 ④値段 ⑤品揃え ⑥レアな商品

ここで大切なのは、何に力を入れているのか消費者に分かるように、はっきりと明確化することです。
ウリが分からなければ消費者は満足できず、多店に行ってしまうかもしれません。
多少遠い地域からも足を運んでもらえるようなお店にしていかなければ勝ち残れません。
市外から来てもらえるようになれれば、魅力のあるスーパーマーケットと言えるでしょう。

②今後、スーパーマーケットの売り上げが減っていく

結果】 昨今、ドラッグストアでもスーパーマーケットのように生鮮食品を売り始めているのが実情です。
ドラッグストアは出店が多くなっており、激戦の様相を呈しています。
薬や日用品の他に生鮮食品も販売し始めているので、今後のスーパーマーケットの売り上げは減ってくることは間違いありません。

③スーパーマーケットの得意分野を生かす方法

結果】 スーパーマーケットの最大の特徴は、食材が何でも揃っていることです。
それを生かすビジネスモデルは、企業様や団体様の弁当を請け負うことです。
中小企業の多くは社員食堂の維持が難しくなっているのが実情です。
そのため、社員食堂を閉鎖し、外注の弁当に切り替えている会社様もいらっしゃいます。
スーパーマーケットがお惣菜を作りながら外注の弁当も一緒に作れるようになれば、無駄なく新しいビジネスが行えると思います。
また、別のスーパーや生鮮売り場等の売れ残った食材を安く買い取り、弁当や惣菜に使用して再利用することもSDGsにつながり環境にもやさしい企業になります。
売れ残りの食材をカレーに入れて、スーパーオリジナルカレーを販売しても面白いのではないでしょうか。
その際に、大量調理できる設備を整えると幅が広がり、売り上げアップも見込めます。
(例:スチームコンベクション、寸動などの大鍋)
イオンなどの大型スーパーでは、美味しそうなスープの香りや料理の匂いで、客寄せをしてみてはいかがでしょうか。

④スーパーマーケットの新しいスタイル

結果】 惣菜や弁当中心で販売し、そのついでに食材も販売をするビジネスモデルが最適です。
サラダのお惣菜・肉のお惣菜・魚のお惣菜の3売り場は、売り上げをアップするのにとても重要なポイントです。
売る食材は限定して、シンプルかつクオリティーを上げた方が消費者に伝わりやすいと思います。
現行のスーパーマーケットにはあまり見られないような、汁物やカレーも販売していけば差別化が図れます。
その際に、車の中でもこぼれないような容器を独自に開発してスーパーの中でも販売することで汁物の売り上げアップが図れるでしょう。
容器があれば、野菜スープやポタージュ、コーンスープ、トムヤムクンなどの他に、本格的な麻婆豆腐、アクアパッツァも販売可能になってきます。
レストランなどの余剰食材を再利用できる流通経路を作ることもSDGsにつながる新しいビジネスにります。

 

以上が、今回の第2回討論会の内容になります。
スーパーマーケット業界が今後も盛り上がり、また企業様のご参考になれば幸いです。

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