家業と会社の違い
こんにちは。
コンシェルジュ東海の加藤です。
今回は「家業」と「会社」について考察してみたいと思います。
そもそも家業とは、
「一家の生計を立てる職業。また、家代々の職業。生業。」
一方会社とは、
「 同じ志で物事を行なう集団。同人の会。仲間。結社。社会。」
「商行為または営利を目的とする社団法人で、商法によって設立されたもの。」
出展:コトバンクより
ということだそうです。
どちらも生業の在り方として存在するわけですが、世の中結構ここのところがぐちゃぐちゃになって、
混同して考えている方が多いのではないでしょうか?そしてそれが事業継承やトップ交代などの際に災いとなる。
なぜなら、
家業を継ぐ と 会社を継ぐ はイコールにはなりえないから。
これは私たちが実際に経験を通して感じたことです。
家業は家という存在を中心としている生業であり、会社は家族以外の人間によっても構成される営利を目的とする仲間や社会です。
ということは、家を中心としたミクロの世界観の中で生きるのか、家以外の外の社会とも繋がりながらマクロの世界観の中で生きるのかぐらいの違いがあるからです。
家を中心として仕事をしていれば、「家業を守る=家族の生活の安定と財産を守る」に直結しますし、会社としてその社員と家族、取引先などと繋がりながら仕事をするとなると、「会社を守る=会社にかかわるすべての人の生活と財産を守る」という解釈をしなければなりません。経営者としては家族はさておき、従業員やその他外部の人への幸福と安全を守る義務が発生してきます。
特にお金の管理に関しては、家業では家族や親族間の中で管理されることが多いですが、会社という組織ではそうもいかなくなってきます。資金の流れや使い方について家族以外の人の目にも触れますし、自分たち家族以外の人からの拘束や束縛も発生します。
また経営方針や理念、会社の在り方についても家族以外の人間が入れば、家業のように主導権を家族間だけで握ることは難しくなってきます。
もし今事業継承にて継がせること、継ぐことでお悩みの方は、この違いについてじっくりとお考えになるときかもしれません。
継がせる方、継ぐ方が不幸にならないためにも、この先会社の運営を「家業」として継ぐことを希望するのか、「会社」として育てて欲しいのかを見極める必要があると思います。
もしおひとりで悩み困っている方がいらっしゃったらお気軽にメールで結構です。まずはご相談ください。
一緒に皆様にとって一番いい結果をお届けします。
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